2010年1月29日金曜日

海洋生物センサス

朝日新聞28日夕刊に、海洋生物センサス (Census of Marine Life、CoML と略記) が大きく取り上げられました(asahi.com にはまだ掲載されていない模様)。今年10月に名古屋で COP10(注) が開かれますが、CoML での研究が COP10 で活用される見通しです。CoML で集められたデータは OBIS というシステムに登録されます。記事にも、データの地球規模の分布地図が掲載されています。

実は私はこのシステムの改良に取り組んでいます。私が今まで注力していたのは、OBIS の下部システムである OBIS-SEAMAP です。これが非常に評判が良いため(単なる自慢です!)、親のシステムの改良も依頼されたわけです。

CoML は 2010 年秋に終了しますが、OBIS はそのレガシーとして秋以降も存続するため、その役割は重要です。私もその重責をひしひしと感じています。


注:昨年コペンハーゲンで開かれた COP15 は、地球温暖化に関する条約締結国会議で、名古屋で開催される COP10 は、生物多様性に関する会議です。同じ COP という略称ですが、混同しないように。

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