2010年8月2日月曜日

地球温暖化はれっきとした事実

米国の NOAA は2010年7月に発行したレポートで、地球温暖化はれっきとした事実 "Global warming is undeniable" と指摘しています。このレポートでは、気候に関する10の指標(海面温度、陸上温度、氷河・雪の拡がりなど)を、実際の観測データに基づいて分析している点が注目されます。

環境問題への国際的な取り組みを主導する IPCC が気候変動モデルを用いて将来を予測するのとは異なるアプローチで、実際のデータからも、地球温暖化は動かしがたい事実であることを明確にしています。

ブッシュ政権時代、地球温暖化への取り組みに距離を置いていた米国も、2009年12月には、二酸化炭素などの温暖化ガスが人間の健康・福利厚生に悪影響を与えていると認定しており、今回のレポートもそれ流れを受けています。

また、米国環境省 (EPA) も、エネルギー業界などから出された、環境問題への取り組みへの反論を却下しています。環境省も、温暖化ガス規制を強化する強い意志を示したと言えます。

それでも、いまだに地球温暖化に懐疑的な人々がいるというのは、驚きです。

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