これに先立って、 NOAA(米海洋大気局)は約75%の流出原油が既に何らかの形で除去されている、というレポートを発表しました(同リンク、及び NY Times の記事)。その内訳は以下の通りです。
- 33% -- 人為的に除去
- 25% -- 蒸発または海中に融解
- 16% -- 自然に分解・分散
しかし、本当にこれで一件落着でしょうか? このレポートを受けて、多くの科学者が疑問の声を上げています。 一見油の残骸が見あたらなくても、ビーチの下に埋もれていたり、海底に沈んでいることが考えられます。海流によって、たまたま別の場所に移動していただけかもしれません。残存している油が食物連鎖に取り込まれた場合の、長期的な影響にはまだ不明な点が多く残っている点も、認識しなくてはなりません。ある科学者は、この問題を2次元だけでとらえるのではなく、三次元的な災害と受け止めなくてはならない、と指摘しています。
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